藤フーズ

さあコロナ終焉ノ刻。呑みましょ。

唐戸,豊前田,下関,飲食店

2020年。スポーツの祭典も延期。飲食店大打撃。

こんなにこの国が流行り病で苦しむなんて、夢にも思っていなかった。そしてこんな有事で、こんなに振り回されるなんて。日本という経済大国が此処までやられるなんて。それがコロナ。コロナ禍っていう言葉も人知れず聞き慣れた言葉になってしまった。

あれから3年の月日が経ち、ようやくこの異様な環境からもお別れを告げる日々が訪れた。2022年この夏、関門海峡で打ち上げられる花火も復活する。これは全国各地同じことが言えるだろう。夜市を彩るネオンきらめく出店に、浴衣をきた女性に、楽しげに連れ添う男たち。日本の夏、此処に見参。

2022年この夏。飲食店は勝負のとき。

コロナ禍で、飲食店は補助金で逆に儲かったんじゃないか?という話を耳にする。そういう店もあったでしょう。でも飲食店その多くは、苦しんでなんとかこの現実を、ヒーヒー言いながら乗り越えてきている。仕入れもままならない、予約も突然のキャンセル。団体での会食等は未だに自粛傾向。そんな中我々市民がやらないといけないこと。それは唯一つ。そう、「呑み歩く」ことです。一杯でも多く、一品でも多く、一軒でも多く。豊前田を唐戸を街々を。飲んで楽しんで、宴する。それこそがこの街の飲食店の灯火を消さない唯一の方法です。

今宵私はBARで。しっぽりと。

2022年6月の月明かりに照らされた蒸し暑い夜。私は今、BARにいます。一人寂しく。ここは唐戸の閑静な路地にあるBAR YIELD。BAR業界もこのコロナ騒動による打撃は大きいです。今、美味しいハイボールと、二杯目のフレッシュでつくったパッションフルーツダイキリのグラスを傾けながら、下関の夜の歴史を感慨深く思い返しています。楽しかったあの夜を、懐かしいあの人を、思い出深いあのビルを。

さあ皆さん、どんどん飲みに行きましょう。

モバイルバージョンを終了